現代総有研究会2021年度連続フォーラム
土地所有の放置・放棄時代をどうするか?

その 2

土地をみんなで生かす(現代総有を阻むもの)

2021年12月18日(土)14時から16時30分 

代総有研究会2021年度連続フォーラム その2 土地をみんなで生かす 現代総有を阻むもの 土地所有の放置・放棄時代をどうするか?  前回の9月フォーラムでは「所有者不明土地関連法で、土地放棄の時代に対処できるか、どう対処するのか」を考えました。相続登記などの法改正の制度的対応の可能性と併せて、ランドバンク的な協同の土地管理活用の重要性も指摘されました。一方、未利用地や放棄地の活用に対して積極的な市民運動は全国的に展開されていますが、その持続性を阻むものとして土地所有の排他性があります。土地基本法の改正で、土地の「利用」、「管理」の重要性が指摘されていますが、その持続性や、所有者以外の多様な担い手の育成には多くの課題が残されています。「みんなで使ってみんなで楽しみ、地域を元気にする」、災害多発、少子高齢化社会のなかで、「貴重な土地資産を保全し、生かし、活用する」ことで地域コミュニティを元気する、「現代総有」の意義は益々増してきています。  第2弾のフォーラムは、「土地をみんなで生かす(現代総有を阻むもの)」のタイトルで、都市や農村における、みんなで土地や建物を生かし、地域社会の活性化にも貢献する、楽しい活動実践を報告していただき、その活動の持続性や共同性を阻むものは何か、どう乗り越えていくべきかを、現代総有の視点から討論したいと思います。
 

日時 2021年12月18日(土)14時〜16時半
会場 ハイブリッド方式(参加無料・要申込込)

対面●定員25名
会場:3331アーツ千代田 1F コミュニティスペース
オンライン●(zoom 使用、ミーティング方式)
   
挨拶 五十嵐敬喜(現代総有研究所代表)
主旨説明 現代社会において、土地をみんなで生かすとは
      糸長浩司(日本大学特任教授)
 
■第一部 
 事例1 所有権を乗り越え、市民による里山再生の苦闘と喜び
山口寿則(NPO法人伊勢原森林里山研究会理事長)
 
 事例2 廃校活用による新旧住民協働での地域づくり
加藤正樹(NPO法人篠原の里理事、神奈川県相模原市緑区)
 
 事例3 アートでコモンズを再創造する−日本橋と八ヶ岳での実践−     
新野圭二郎(公共創造家。一般社団法人ダイアローグプレイス代表理事、一般社団法人日本橋アーカイブス代表理事)
 
 事例4  シェアから始まる地域づくり〜一箱本棚システムの全国展開等を題材に〜
宮崎一徳(法政大学兼任講師・参議院事務局)
 
■第二部
ディスカッション
コーディネーター 糸長浩司

     山口寿則、加藤正樹、新野圭二郎、宮崎一徳、五十嵐敬喜
 
 まとめ  日置雅晴(現代総有研究所事務局長・弁護士)
 
 
主催 現代総有研究所 後援 (株)ブックエント/BIOCITY